仮面ライダーフォーゼ第十話

仮面ライダー生誕40周年記念作品「仮面ライダーフォーゼ」。
第十話「月・下・激・突」。
仮面ライダーフォーゼ=如月弦太朗(福士蒼汰)の今回の決め台詞は「宇宙キター!」ではなく「宇宙イクー!」。「月世界の魔女」になりたいと願望する野座間友子(志保)を本当に月面へ連れて行って、そんなところに魔法も何もありはしないことを思い知らせた。
ゾディアーツの魔女と化した鵜坂律子(梶原ひかり)からの凄まじい攻撃を、如月弦太朗は全て受け止め、蓄積して、むしろ自身からの攻撃力へ転化し得た。そのような特殊な能力を彼が所有し得たのは、彼自身が誰とでも友達になり得る包容力の持ち主であることに基づいていた。何でも己の一部であるかのように受け入れることのできる彼の本性が、敵からの攻撃力をも自身の力へ転化し得る基盤だったのだ。野座間友子はそのように見抜いた。なるほど実に興味深い話だが、解るようで解らない。