中川大志と綾部守人

夜九時からのテレヴィ番組「人生が変わる一分間の深イイ話」を初めて見たのは、俳優の中川大志と綾部守人が出演すると聞いていたから。録画しながら見た。
長身の中川大志は無造作な髪型、あっさり爽やかな服装で、小柄な綾部守人は洒落た髪型、小奇麗な服装で出演していた。テレヴィドラマ「家政婦のミタ」で阿須田家の長男と次男をそれぞれ演じた両名が実際にはともに十三歳の同い年であるということも話題になった。
あのテレヴィドラマの制作者の凄いところは、身長だけではなく顔立も声も、色々な点で対照的であるようにも見える中川大志と綾部守人を敢えて兄と弟の役に起用することによって、熱血の翔と知的な海斗の個性に活かしてみせた点にある。演技に関しては芸歴の長い綾部守人の上手さが多く語られるかもしれないが、中川大志も、こうした番組で見せる穏やかで品のある口調や表情と、阿須田翔として見せた激しさとの差で驚かせる。
両名は一つの長椅子に並んで行儀よく座していたが、一寸注目してしまったのは今宵の中川大志が両脚を内股ではなく、やや広げて座していた点について。
それにしても、中川大志が佐藤勝利よりも年下であるという事実には驚かされる。綾部守人と松島聡が同い年であることには納得できるが、中川大志と松島聡を同い年と見るのはやはり難しい。