ニコニコ動画/すぎやまこういち&古谷経衡&saya/超人大陸の藤井聡&中野剛志&西田昌司

当代日本音楽界を代表する作曲家すぎやまこういち先生に、アニメオタクの「半ケツ王子」こと古谷経衡とジャズ歌手のsayaが話を聴く楽しい番組をニコニコ動画で見ることができる。今月十八日に放映された番組。番組中でも言及されているように、これは同じ顔触れによる座談が昨年十月二十八日に放映されて大好評だったのに応えた第二弾。
第一弾も第二弾も何れも興味深い話の連続だが、深く考えさせられるのは、戦前や戦中まで苦しい中にも世間にあった言論の自由が敗戦後には失われ、明るかった世間が少々暗くなったという話。
多くの戦後派の「識者」が戦後の「青空」の開放的な明るさを語ってきたが、それは実は誰かに媚びる空虚な嘘話でしかないか、あるいは混乱と占領に乗じて濡れ手で粟の利益を盗み取った所謂敗戦利得者の類の言分でしかないか、何れかでしかない疑義がある。
第二弾「http://www.nicovideo.jp/watch/1337587758」。
第一弾「http://www.nicovideo.jp/watch/1320138883」。
京都大学都市社会工学専攻の藤井聡教授が「国土強靭化」あるいは「救国のレジリエンス」構想について全国知事会に提案する(提案した)という話「道州制より四大交流圏化へ 10年で成し遂げる国家プロジェクト始動」と、同じ研究室に属する中野剛志准教授が地方分権論の矛盾を暴く話「道州制は本当に必要か?地方行政が肥大化するデメリットを説く!」も見ることができる。何れも大いに為になるが、それぞれの講義のあとの、両名の対談も見ることができて面白い。
藤井聡教授「http://www.nicovideo.jp/watch/sm17884957」。
中野剛志准教授「http://www.nicovideo.jp/watch/sm17884583」。
対談「http://www.nicovideo.jp/watch/sm17883789」。
藤井聡教授と中野剛志准教授がこれらの番組を収録する際に使用している場所は、実は参議院の会館にある西田昌司議員の執務室。書の額を置いたり外したりして室内の雰囲気を変えているが、実は同じ部屋であるとのこと。