中村優一芸能界引退

俳優の中村優一が、所属の芸能事務所ワタナベエンターテインメント、所謂ナベプロとの契約を今月末日付で終了し、芸能界からも引退することが本日付で発表され、インターネット上のニュースでも報道された。
発表「http://www.watanabepro.co.jp/mypage/artist/nakamurayuichi.html」。
報道「http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120925-00000316-oric-ent」。
一時はジャニーズJr.に属しながらも、内部の生存競争で脱落した悔しさから、不屈の闘志で二〇〇四年のナベプロ主催の第一回D-BOYSオーディションに応募して見事グランプリを受賞し、D-BOYSの初期の一員となって、直後の二〇〇五年、テレヴィドラマ「ごくせん」に黒銀学院三年D組の生徒役の一人として出演し、高視聴率の番組でデビューを飾ったのち、同年の後半からは「仮面ライダー響鬼」で桐矢京介を演じ、論争の的にもなって色々な意味で話題になったものの、二年後の二〇〇七年には再び「仮面ライダー電王」で仮面ライダーゼロノス=桜井侑斗を演じて多くの人々に愛された。
ザ・ドリフターズ高木ブーが孫と一緒に「仮面ライダー電王」を見てゼロノス=侑斗を応援し、ついには親子孫三代の家族を挙げて中村優一のファンとなっていたことも話題になったことがあった。
その他、初期から二〇一〇年までの間に、ドラマ30「家族善哉」や「プリンセス・プリンセスD」、「美味學院」、月九「太陽と海の教室」、ドラマ8ふたつのスピカ」、木曜劇場「素直になれなくて」、日曜ナイトドラマ女帝 薫子」等で重要な役を演じ、また、映画や舞台にも数多く出演して大いに活躍していた。
中村優一の存在を「ごくせん」で知って以来、その活躍を見守り、一時はファンクラブにまで入会したこともある者として、舞台を怪我で降板して以降二年間の休養と、一年前のD-BOYSD☆DATEの辞任を残念に思ってはいたが、今日、「芸能とは違う道を歩んで行きたい」という当人の意志に基づく引退がこうして正式に発表されると、もっと大いに見守って応援しておくべきだったと後悔し、これこそを残念に思わずにはいられなくなる。
携帯電話用D-BOYS公式サイト内ブログを見ると、瀬戸康史(12:35付)、五十嵐隼士(13:59付)、堀井新太(15:57付)、荒木宏文(17:14付)がそれぞれ中村優一について語っている。