仮面ライダーウィザード第十一話

平成「仮面ライダー」第十四作「仮面ライダーウィザード」。
第十一話「守り抜く約束」。
東京都庁の警視庁国家安全局〇課の木崎警視(川野直輝)は今まで、ウィザードに変身する操真晴人(白石隼也)を「化け物」と称して危険視のみならず敵視までして、ウィザードの力を借りなくともファントムを退治できるようにすべく、ウィザードに比肩し得る力を獲得しようとしていた。
ところが!何ということだろうか!彼はそのためには魔法石が不可欠の材料であることまでは認識できていたが、それを一体どのようにすれば一体どのような力を得ることができるのかを、全く!理解できていなかったらしい。
だから彼は、調達済みの緑色の巨大な魔法石からファントム退治の武器としての魔法の指輪を生み出すべく、魔法の指輪を造る職人である輪島繁(小倉久寛)を局内に拉致、監禁して制作に専念させようとしたが、魔法の指輪を使いこなせるのは魔法使いだけであり、ゆえに操真晴人だけであることを輪島繁から聞かされて、驚き慌てるしかなかった。
結局は、木崎警視は緑色の魔法石を操真晴人に活用してもらうべく輪島繁に託して、話は円満に結ばれたわけだが、それにしても今まで何の根拠もない想定の下に大袈裟な計画を遂行して大騒動を展開し、多くの犠牲者を出した間抜けさ加減は救われない。国家安全局における国家の安全とは何だったのか。