仮面ライダーゴースト第三十一話

今日は新居浜へ行こう!と昨夜の時点では考えていたが、生憎、今朝は早く起きることを得ず、昼も怠惰に過ごしてしまったので、遠出を諦め、図書館へ行って昭和十年代前半の雑誌を眺めた。
ところで。
平成仮面ライダー第十七作「仮面ライダーゴースト」。
第三十一話「奇妙!ガンマイザーの力!」。
天空寺タケル(西銘駿)の実家である大天空寺で仏道修行をしているシブヤ(溝口琢矢)の実家はラーメン店。亡き父に代わって店を守っているのがシブヤの母、八王子美穂(中原果南)。なるほど、シブヤというのは名であって姓ではなく、シブヤの姓は渋谷ではなく八王子だったのか。
八王子美穂は男に対して強さを求め、ゆえに強さを欠いて柔らかさを感じさせるシブヤには厳しいようだが、男に対してどうしても強さを強く求めずにはいられないのは、亡き夫、八王子テツヤが喧嘩に強い人だったから。小学生だった時分の八王子美穂(錦辺莉沙)は公園にゴミを捨てた不届者の不良連中に対して強い口調で文句を云って、虐められそうになったところを八王子テツヤに助けられたことがあった。それが両名の出会いであり、ゆえに八王子美穂にとってその公園は大切な場所であり、喧嘩に強く正義感に厚い男子こそは人間の理想像になっている。
八王子美穂の回想の中の、高等学校生かと思しい八王子テツヤを演じる人は誰かと見れば、溝口琢矢だったのか。テツヤとシブヤは同じ顔をしているわけだが、なかなか同じ顔には見えない。
話の前半には、街の人々が次々子供化させられてしまうという不可思議現象が発生し、八王子家もそれに巻き込まれた。そして後半には、五十嵐健次郎(モロ師岡)が大天空寺を訪ねてきた。このところ天空寺タケルには他人の過去の記録を感受する能力が備わってきているので、亡き父の知人のこの突然の訪問は直ちに、大天空寺の地下で生じた過去の重要な出来事を、天空寺タケルに感受させた。そこでは、仙人(竹中直人)、西園寺主税(森下能幸)、五十嵐健次郎、そして亡き父の天空寺龍(西村和彦)が集まって何事かを始めようとしていた。何が始まるのかは次週で明かされるのだろう。