今治からの帰途に大神輿に遭う

 朝、重要な会議のあと大急ぎ出張。今治へ。昼十二時頃に今治駅に到着し、目的地まで徒歩で移動。途上には今治商工会議所前にある伊藤五百亀の作品「芽」を観ながらもその他には休みなく進み、四十分後には目的地の前に到着。二十分間ばかり早く着いてしまったので、近所のある大型食料品店の休憩所へ行き、自動販売機でバナナオレを買って時間調整。快晴の、夏のような日で、夏服で行動していたなら快適だったろう。午後一時になってから目的地へ。色々話を聴いたのち大いに成果を得た。四時二十分にそこを退出。幸い、次の目的地まで車で送ってくださった。ここでも大いに成果を得て感激しながら五時四十五分頃に退出。今治市立図書館の洒落た景色を眺めたのち今治駅へ向かったが、生憎、松山行特急が去りゆくのを目の当たりにした。仕方ないので一時間後の指定席を予約。疲れたが、実に有益な出張をなし得て、秋の風も心地よかった。近所のコンヴィニエンス店でエクレアを買って、店に近いベンチで摂るの休憩。松山駅に着いたのは夜七時二十五分頃。道後行の市内電車に乗っていたが、大街道で途中降車。近々重要な役割を担う予定あり、それに間に合うように注文しておいた靴が不在時に配達されたのを受け取るべく松山中央郵便局へ。しかるに大街道経由で行くの途上、大神輿に遭遇した。そうか、伊佐爾波神社と湯神社の秋の大祭が始まっていたのか。このところ慌ただしかったので全く把握できていなかった。松山中央郵便局を出て大街道を歩き、大街道から道後公園前まで市内電車へ行く途上にも、道中には大神輿を見かけた。多分、終点の道後温泉駅まで行っていたなら、駅前の広場には大神輿と観衆が集結していて身動きもできない程の大混雑に巻き込まれていたに相違ない。大型食料品店に行けば、何時になく閑散としていて、野菜も魚も肉も多く残っていたが、惣菜の類は殆ど残っていなかった。祭の影響だろう。昼には夏のような快晴だったのに、夜には雨が降り出していた。