シネマサンシャインMASAKIで打ち上げ花火四回目

 休日。午後に外出。生憎の雨。道後温泉駅前の広場へ行けば、大神輿の鉢合わせを見物するための雛壇が設けられていた。しかし多分あそこへ昇り得るのは来賓の人々。一般人は地上の混乱の中で倒れそうになりながら見なければならない。愛媛CATVで観戦するのが一番よいのかもしれない。
 伊予鉄道の市内電車に乗るとき度々思うこと。市内電車は時々停車位置を変えるので、常連客にとっては入口が予想外の位置に来ることがあり、乗車の順番に混乱が生じて苛立たされるということ。停車位置が一定しない電車は、国内では唯一、伊予鉄道の市内電車だけではなかろうか。
 松山市駅で通勤定期券六ヶ月分の更新を完了。これで帰っても良かったが、思案の末、久し振りに「典道くん」を観るため郊外電車に乗ってエミフルMASAKIへ。ロフトで傘のケースを購入したあと、直ぐにシネマサンシャインMASAKIへ移動。券を買い、ホット抹茶オレを買って入場。通路には、間もなく公開される映画「Fate Stay Night」の看板が既に設置されていた。
 夕方六時から「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を鑑賞した(四回目)。
 やはりガラスの城とガラスの馬車のイヌカレー幻想は良い。魔法少女なずなによって貴公子に仕立てられる典道に他ならない。そして最後の、ガラスの花火と化して砕けて舞い散る夏の夢には、やはり涙が滲み出る。
 満足して映画館を出て、雨の中を古泉駅へ行き、郊外電車と市内電車を乗り継いで道後まで戻った。大型食料品店で魚やバナナを買って帰宅する途上、祭の御神燈が灯されてあるのを見かけ、いかにも祭の気分が出ていたが、未明から早朝にかけて行われるから、疲れるので観には行かない。