仮面ライダー響鬼

テレビ朝日系“スーパーヒーロータイム”ドラマ「仮面ライダー響鬼」。細川茂樹主演。二十八之巻 「絶えぬ悪意」。
かつて童子(村田充)と姫(芦名星)の進化形態とも云うべき武者童子(村田充)と鎧姫(芦名星)を生み出したのは黒い服の人だったが、そもそも黒い服の人を操っていたのは、少し前に威吹鬼=イブキ(渋江譲二)が街中で目撃したことのあるあの和装の文士風の「身なりのよい」童子(村田充)と姫(芦名星)だったらしい。今回また和装の身なりのよい童子は黒い服の女クグツ(芦名星)を強化して新たに武者童子と鎧姫を産出させた。面白いのは、一連の童子と姫においては姿と声が入れ替わっていて、村田充の演じる童子の声は芦名星芦名星の演じる姫の声は村田充だったのに対し、和装の身なりのよい童子と姫においては姿と声が一致していて、村田充の演じる童子の声は村田充芦名星の演じる姫の声は芦名星だったことだ。
それにしても「少年」安達明日夢栩原楽人)の怪我の話が妙に解り難かった。前回の話をよくは見ていなくて当該部分を見逃したのか、さもなくば一話まるごと見逃したのかと思い込んでしまった。この解り難さには付いてゆけない子供たち続出だったのではないかと危惧する。仮面ライダーの物語は本来「スーパー戦隊」のレンジャーの物語と同じくあくまでも子供向け番組なのであるという基本を見失ってはならないと思う。