第二十二回ジュノンボーイ

今朝の日本テレビ系「ズームイン!!SUPER」でのこと。昨日開催されたらしい第二十二回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト(所謂ジュノンボーイ)の最終審査の結果について報じていた。
あれを見て、「組」或いは「集」において際立つことは必ずしも単体で輝くことと同一ではないという難しさを改めて感じた。単体では地味なものが集合体の中で輝く場合もあることは、新古今和歌集辺の研究者にはよく知られたことであるのかもしれないが、同じことが美男子コンテストや美人コンテストにも当てはまるらしい。
というのは、本年度のグランプリ受賞者の稲葉友(十六歳)は、最終審査に出場した十三人の集合体の中に並べて見る限りはよさそうに見えたかもしれないが、単体で見るなら大して華や美があるともアイドル性があるとも思えないから。公式サイト(http://www.junon-boy.jp/battle/index.html)に掲載されている入賞者八人それぞれの写真を確認すれば、最もアイドル性がありそうなのはむしろ準グランプリの鈴木勝大(十六歳)ではないだろうか?と思えてしまう。実際、グランプリよりも準グランプリの方が成功したり入賞者よりも無冠の最終審査出場者の方が成功したりしてしまうことは、ジュノンボーイではよくあることだろう。「仮面ライダーW」でフィリップ役を演じる菅田将暉が無冠だったように。審査員の判断力にも問題があるのかもしれない。