諸橋轍次大漢和辞典

今日は一日の大半を、書と漢詩の解読に費やしていた。明治前期に制作された文人画幅に達筆で書かれた漢詩。画家は京都を拠点に活動した日本人だが、引用された漢詩の作者はどうやら中国の唐や元の儒学者で、余り馴染みのない人だったり、聞いたこともない人だったり。インターネットで検索してみても使える情報は殆どない。ともかくも漢詩を解すべく、諸橋轍次大漢和辞典を大いに活用して語彙を調べてゆく作業。調べ始めると、概ね解るつもりの語までも一応は調べておかないことには落ち着かなくなるので、なかなか終わらない。諸橋轍次大漢和辞典の全巻がデジタル化されて容易に検索できるようになったらどんなにか便利だろうか…と思わずにはいない。