仮面ライダーゴースト第二十三話

平成仮面ライダー第十七作「仮面ライダーゴースト」。
第二十三話「入魂!デッカい眼魂!」。
魔界の父王を殺害した罪を着せられて実兄の新王アデル(真山明大)によって追放され、刺客まで放たれて、今や親友の深海マコト(山本涼介)にも深海カノン(工藤美桜)にさえも心を閉ざしてしまっていたアラン(磯村勇斗)の心をわずかに開かせたのは、意外にもタコヤキ屋台の福嶋フミ(大方斐紗子)と、そのタコヤキ。
今回、最も格好良く輝いていたのは深海マコトだったが、アデル配下の暗殺者ジャベル(聡太郎)の攻撃からアランを庇った結果、眼魂としては消滅した。本体が今も眼魔界に保管されているのであるなら、ジャベルが復活し得たように深海マコトも復活し得るに相違ないが、それでもなお、深海マコトの消滅の光景は天空寺タケル(西銘駿)に決意を新たにさせた。そして天空寺タケルの新たな決意は、一度は彼に失望して離れていた十五の英雄眼魂の意に適い、再結集を促したばかりか、新たな力、新たな武器をも生み出した。新たに生まれた武器「アイコンドライバーG」を用いた天空寺タケルは仮面ライダーゴースト=グレイトフル魂に変身を遂げた。
天空寺タケルの新たな決意を受けて改めて彼に力を与えるべく英雄眼魂十五名が話し合っていた場面で、主に発言していたのはロビン・フッド(声=関智一)、坂本龍馬(声=関智一)、エジソン(声=関智一)、宮本武蔵(声=関智一)。
魔界の統治者が欲しがっているのは十五の英雄眼魂だが、当の英雄眼魂は十五名とも全員が天空寺タケルに心を寄せているという状況。しかもアデルは、新たな「大帝陛下」になったとはいえ、先代の遺臣である眼魔世界長官イーディス(竹中直人)を信用できないでいる上に、実の姉であるアリア(かでなれおん)をも信用できないでいる。これでアデルに勝ち目があるのだろうか。