妖怪ウォッチバスターズトレジャー編第二回/妖チューブで人気を集めるコマさん&コマじろうと大人気を集めるオロチ&キュウビ/エンマ大王の謎の寝言/ハリウッド映画の主人公になりきるケータ

 ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」公式チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で配信された第百八十話を視聴。
 一。
 バスターズトレジャー編第二回「しぶとい鍵穴とおいしい化石」。
 冒険旅行の過程で急に思い出を語り出すような奴は失敗する…と述べたインディ・ジョーズが、思い出の帽子にこだわって何度も失敗しかけた。そんなインディ・ジョーズの言動に「流石、大大大冒険家のインデイさんズラ」と感心していたコマさんは普段以上の強運で困難を切り抜け、ジバニャンは普段よりも強力で負けることを知らなかった。
 インディ・ジョーズがダンジョンの奥にある宝物庫の鍵を開けようとしていた間、ジバニャンはアイドル写真集を読み、チョコボ―を食べ、布団で眠り、コマさんもテレヴィを眺め、ソフトクリームを食べ、浴槽に浸かった。ジバニャンは兎も角、コマさんは冒険の途上に完全に日常生活に帰ってしまっていた。
 二。
 妖チューブで再生数バトルをしてみた!事件。
 妖魔会の動画サイトが妖チューブ(「youtube」?)。妖チューブに独自の動画を投稿して人気を集める妖怪は妖チューバ―(「youtuber」?)と呼ばれる。
 ウィスパーは「ウィスパーチャンネル」を開設しているが、再生数は二回。対するにコマさんの普段の姿を捉えたコマじろうの動画は五億回以上の再生数を誇る。妖魔会の二大スターと呼ばれるオロチとキュウビの対決の動画は、囲碁の勝負でしかないのに百億回以上の再生数を誇る。
 そこでウィスパーは少しでも再生数を稼ぐため、どんどん過激な動画を作成して投稿し続けた。ついに再生数は十回に達した。さらに再生数を稼ぎたかったウィスパーは、最終手段として、エンマ大王に「寝起きドッキリ」を仕掛けたが、案の定、ぬらりひょん議長に捕まった。
 凄いことに、エンマ大王、ぬらりひょん議長ともに台詞を発した。声優はもちろん木村良平子安武人。しかもエンマ大王の台詞は「スキヤキ」という謎の寝言だけ。この一言だけのために木村良平を呼んだのか。
 エンマ大王の宮殿でウィスパーがぬらりひょん議長に捕縛され、大変なことになろうとしていたとき、この大事件の発生をケータに知らせたのは、一部始終を妖チューブ動画で視聴していたヒキコウモリ。
 結局、この最高度に過激な動画は、妖チューブ管理者によって削除されてしまった。何一つ残し得なかったウィスパーの悲しさ。
 三。
 妖怪D-レックス事件。
 D-レックスはハリウッド映画に出てくるような派手な場面を日常生活の中に作り出す妖怪。映画を愛好するケータはD-レックスと一緒にハリウッド映画のような派手な場面を存分に楽しんだが、おかげで日常生活は滅茶苦茶。ついには派手な戦闘における最強の敵としてケータ母が登場したが、これはD-レックスが作り出した幻影でしかないのか、それとも幻影を借りた現実であるのか、判然とはしない。