MOVIX京都で若おかみは小学生を鑑賞/堀越耕平著ヒロアカ第十三巻/てめェの“個性”の話だ

　夕方四時半から新京極通のMOVIX京都の八番シアターで「若おかみは小学生」を鑑賞した。
　全然期待していなかったのに、冒頭から圧倒される完成度の高さ。愛らしい絵が良く動いた。悲劇を乗り越え、幸福感に満ちていた。
　なお、動画に参加していた制作会社の中にはコミックス・ウェーブ・フィルムの名があった。「詩季織々」や「劇場版ポケモン」や「ペンギン・ハイウェイ」に続いて大活躍か。
　観終えてMOVIX京都を出たあとそのまま新京極通を南へ進み、アニメイト京都店にも寄った。「田中くんはいつもけだるげ」第十一巻と「衛宮さんちの今日のごはん」第三巻と、「ヒロアカ」スケジュール帳を購入した。
　空腹だったので京都市営地下鉄東西線の京都市役所前駅の地下街にある洋食堂へ。この店では、メインディッシュを頼めば「おばんざい」バイキングと味噌汁＆ごはんが付いてくる。しかし、おばんざい＆具沢山の味噌汁＆ごはんだけで満足できてしまう問題がある。
　改札口の脇にある菓子店で苺大福チョコレート餡を二個購入。帰宅後に食べたところ、三個は買っておくべきだったと思った。
　ところで。
　堀越耕平著『僕のヒーローアカデミア』第十三巻。
　仮免試験は二次試験まで無事終了。合格者には仮免許が交付された。ここで轟焦凍と爆豪勝己には意外な結果が出た。同じ頃、潜伏して勢力拡大を図る敵（ヴィラン）連合のトガヒミコは、緑谷出久を狙って既に行動していた。そして表題作「てめェの”個性”の話だ」。密かに悩んでいた爆豪勝己の激情を受け止められるのは、緑谷出久だけだった。
　爆豪勝己は強いだけではなく賢明で、ああ見えて心も細やか。だから幼馴染の緑谷出久とオールマイトの間に何が起きたのか、己が何を生じたのかを正確に読み抜いて、苦しんでいた。緑谷出久もまた、彼の苦悩を全身で受け止めようとしていた。熱い。