台風二十四号の迫る日曜日/書棚の整理一応の完了/堀越耕平著ヒロアカ第十七巻/遠形ミリオと緑谷出久それぞれの死闘/堀越耕平著ヒロアカ第十八巻/未来を変えた緑谷出久/爆豪勝己と轟焦凍の仮免講習

 台風二十四号が近畿へ来る日の朝。
 昨夜は多量の食料を買い込んで帰宅したが、今朝起きてみれば天候は意外に悪くなかった。報道によると、台風二十四号が京都に来るのは夕方以降であるらしかった。新京極通MOVIX京都は臨時休業していないようだったので、夕方前までは映画を観に行っても大丈夫だろうか?とも思ったが、眠かったので再び寝ることにした。
 そして夕方、シュークリームでも買いに行くべし!と思い立ち外出してみれば意外に雨が強く、引き返そうかとも思ったが、結局そのまま強行した。阪急オアシスは臨時休業中で、向かい側のローソンへ。流石に品薄状態。徒歩で来るような無謀な客は他にはいなかった。いよいよ台風二十四号の迫りつつあるのを思い知った夕暮れ。
 夜九時五十分頃。今年三月下旬の余りにも慌ただしかった引越から早くも約半年間を経て、今まで床の上に積み上げていた書籍や雑誌や書類を漸く片付け終え、なかなか進まなかった書棚の整理が一応の完結。掃除機もかけて、実に気分が良いことだった。
 ところで。
 堀越耕平著『僕のヒーローアカデミア』第十七巻。
 八斎會の若頭オーバーホールを相手に、前半には遠形ミリオの死闘、後半には緑谷出久の死闘を描く壮絶な巻。
 八斎會の先代の孫娘、壊理には「巻き戻す」個性があり、その恐ろしい力がミリオに打撃を与えたが、デクには最大限の力を与えた。デクのヒーロー魂が心を動かしたからに他ならなかった。
 堀越耕平著『僕のヒーローアカデミア』第十八巻。
 皆の思いを受けた緑谷出久は、予知されていた未来を変えた。そして悲劇の遠形ミリオとは一段と深く解り合えたろう。
 デクと切島鋭児郎、麗日お茶子蛙吹梅雨は皆に心配され、祝福されながら日常へ帰った。他方、爆豪勝己轟焦凍は仮免講習における奇抜な課題を団結して乗り越えてみせた。