新海誠監督作品上映の聖地である下北沢トリウッドで秒速5センチメートル&彼女と彼女の猫&ほしのこえ&雲の向こう、約束の場所を鑑賞/まこはる桜餅

 東京で休日。昼前まで寝ていたが、午後に慌てて外出。下北沢へ。
 昼三時頃、下北沢トリウッドに到着。新海誠監督作品上映の聖地、下北沢トリウッドに遂に来た。この小さな映画館では開館二十周年記念イヴェント第三弾として「新海誠監督特集2019」を開催していて、現在は初期作品の「彼女と彼女の猫」、「ほしのこえ」、「雲の向こう、約束の場所」、「秒速5センチメートル」を上映している。
 そこで早速、三時十分から「秒速5センチメートル」を鑑賞。桜花の季節に、桜花の名作をこの聖地で鑑賞できた。何度も観てきたはずであるのに、まるで新作のような気分で観ることができたのは場所の力だろうか。実に良かった。
 あまりにも素晴らしかったので、続けて四時半からは「彼女と彼女の猫」と「ほしのこえ」の二本組を鑑賞。下北沢トリウッドが新海誠監督作品上映の聖地である所以は、無名時代の新海誠監督の最初期作品であるこの両作品を最初に上映した劇場であることにある。その意味における重要作品をともに鑑賞できた。「ほしのこえ」は鈴木千尋ヴァージョン。
 そして夕方五時二十分からは「雲の向こう、約束の場所」も鑑賞した。「君の名は。」の原型が「ほしのこえ」であるとすれば、さらに進化して表現の可能性を多彩に広げ、明確な形をなしたのがこの作品であると云える。「星を追う子ども」や「君の名は。」でも馴染みの名優、井上和彦も既にここに参加していた。
 さらにもう一度、「秒速」を観ても良かったが、流石に夜遅くなるのは良くないと考え、下北沢を去り、下北沢駅から表参道駅永田町駅を経て豊洲駅へ。コンヴィニエンス店に寄ってホテルへ帰着。
 今日は「秒速」桜を鑑賞してきたのでコンヴィニエンス桜餅を買ってきた。不図思い起こせば、桜舞い散る景色の美では「ハイ☆スピード!」も負けてはいなかったろう。桜は七瀬遙と橘真琴の中学生時代を彩る花でもある。