Dr.Stone(ドクターストーン)第4&第5話

 今宵できればMOVIX京都で「天気の子」か出町座で「海獣の子供」かどちらかを楽しみたかったが、そろそろ海外出張の準備を始めなければならないので泣く泣く帰宅した。途上、薬店でファブリーズ詰替用を必要日数分。
 ところで。
 ニコニコ動画dアニメストアDr.Stone」(ドクターストーン)第4話。
 大木大樹(CV:古川慎)と小川杠(CV:市ノ瀬加那)は似た者同士。2人とも石神千空(CV:小林裕介)を信じている。3人に共通するのは情の深さ。冷徹な獅子王司(CV:中村悠一)とは違う。
 幼少の千空と大樹のCVは小松未可子田村睦心。千空の父のCVは藤原啓治
 続けて、ニコニコ動画dアニメストアDr.Stone」(ドクターストーン)第5話。
 石神千空(CV:小林裕介)も大木大樹(CV:古川慎)と小川杠(CV:市ノ瀬加那)を信じていた。そして千空は再生の秘密を知るからこそ再生を仕組み得ていた。後半は彼の最初の再生の回顧。それを見守る猿の群もCV:小林裕介
 杠の声は「天気の子」の佐々木巡査の声。

 

 

天気の子について賛否両論の実態/TOHOシネマズ二条スクリーン1で天気の子レイトショー鑑賞14回目

 上映中の映画「天気の子」について賛否両論あろうことを云う人は多いが、実際に否を見かけることは少ない。
 今日twitterで珍しくも見かけたのは「読解力ない者が喜んでいるだけ」という罵倒だが、普通、読解できなかった者の反応こそ否定だろう。
 今後、自分自身もブーメラン状態にならないように一段と気を付けたい。
 ところで。
 20:40からTOHOシネマズ二条スクリーン1で新海誠監督「天気の子」レイトショー鑑賞。通算14回目。
 最近の子供は、かわいそう...と間宮夫人が呟いたのと同じ頃、森嶋帆高は天野陽菜の家を初めて訪ねる途上、雨中の束の間の陽光に目を輝かせていた。この天候への感性の世代間断絶も意味深い。
 予て抱いていた感想も今ここに幾つか記しておく。
 水に滑って門番を突破し、水に沈んで線路へ逃れた森嶋帆高は、明らかに龍神に導かれている。消えかけた天野陽菜を治療した水の魚群も龍神の家来衆だろう。
 そして陽菜のためプレゼントをあげるように促したのは龍ならぬ立花瀧だが、彼もまた龍神に導かれた経験を持つ者に他ならない。
 龍神に関連することをもう一つ。そんなことあるわけねえだろ?と須賀圭介は云ったが、実際には、世界が変えられた瞬間、龍神が雷鳴に乗せて2人を代々木の廃ビルの屋上へ届け、大雨を降らせ始めた瞬間を彼は明確に感受していた。森嶋帆高の名を呟いたのが証拠。それを隠したのは包容力の表れだろう。

 

T・ジョイ京都シアター10で天気の子レイトショー鑑賞13回目/天気の子の晴れソーダ

 普段に増して元気ではなかったのに加えて体調もあまり良くもなかったが、夜に外出。
 20:40からT・ジョイ京都シアター10で新海誠監督「天気の子」レイトショー鑑賞。通算13回目。
 辛いことがあるときは良い映画を観るのが良いとあらためて思った。
 T・ジョイ京都からの帰途、少し遠回りして寄ったローソンで買ってきた「天気の子」協賛の新商品「晴れソーダ」。初めて味わったが、予備用も買い占めておくべきだった。

 

 

2015年の京都アニメーション武本康弘監督の映画ハイ☆スピード!

 行きたくもない海外出張の日程が正式決定してしまい、この曇天のような気分を晴らすべく「海獣の子供」と「天気の子」を観に行こうと願望していたが、今宵だけは何となく3年半前の映画館通いの楽しかった思い出に浸りたくなったので、劇伴音楽集「Pure Blue Scenes」を聴きながら電車で帰宅した。
 そして3年半前、シネマサンシャイン衣山に通って繰り返し鑑賞した映画。
 2015年、京都アニメーション京アニ武本康弘監督の映画「ハイ☆スピード!」(ハイスピ)。
 ニコニコ動画dアニメストアで今宵あらためて鑑賞して、やはり素晴らしかった。
 キャラクターデザイン&総作画監督西屋太志が手がけたパンフレットの表紙絵も、優美な詩情と神々しさに満ちていて素晴らしい。品格が高い。
 圧巻は終盤のメドレーリレー。4人の少年が只管に泳いでいる姿を描いただけで、何故こんなにも心打つのか。この神々しいまでに美しい場面の原画を手がけたのは巨匠、木上益治(多田文雄、三好一郎)。中でも凄まじいのは七瀬遙ゴール前の姿。もはやプールではない。大海を一人征くかのように雄大な、壮麗な泳ぎ。アニメならではの表現。
 物語の核をなす七瀬遙と橘真琴の和解の場面。この大胆な解決は武本監督自身の創出で、最上級に美しく表現されている。遙は真琴を目覚めさせ、真琴は遙を導いてさらに目覚めさせる。遙の覚醒のとき瞳に映るのは真琴の姿。直後の遙の恍惚の表情は、真琴が遙を愛していた以上に実は遙こそ真琴を愛していたことを露呈する。実に深い逆転劇。
 それに先立つのは、幼馴染2人の変わることない友情が不意に揺らいだ数日間。橘真琴の苦悩の正体は、同性間の愛情をめぐる世間とのズレにあるように見える。その苦悩をこんなにも真正面から、リアルに、しかも優しく描いたことが素晴らしい。
 他の登場人物にもそれぞれ魅力がある。生意気な七瀬遙を叩き起こすのは陽気な力漲る桐嶋夏也。華やかで爽やかで、匂い立つ色気もある。穏やかな橘真琴を悩ませて覚醒させるのは芹沢尚。洞察鋭く、厳しく怖く、懐深くて優しい。無口な七瀬遙や穏やかな橘真琴とは違って騒々しい程にも賑やかなのが椎名旭。彼の言動が皆を巻き込んで物語を推進する。しかし陽気な自信家ならではの挫折の役目をも担うことで、物語の陰影を一段と深めてもいる。椎名旭と一緒になって七瀬遙の心を開かせるのが鴫野貴澄。旭の魅力を最も知る人。おおじこうじ著の原作小説では、貴澄ならではの旭への眼差しが印象深く描かれ、それが遙自身の不器用な生き方を照らしている。七瀬遙に勝るとも劣らない才能の持ち主が桐嶋郁弥。そのキャラクターデザインをここまで繊細優美に仕上げた西屋太志と武本監督の判断には驚嘆せざるを得ない。兄、桐嶋夏也との組み合わせの華やかさが眩しい。七瀬遙、橘真琴、桐嶋郁弥はそれぞれ不器用だが、もう一人、不器用なのが山崎宗介。小学生時分の愛らしい顔にも既に報われない想いの哀しさを表している。しかし沢山の手紙によって少しは報われていたらしい。
 武本監督は仲間の失敗を引き受けて大成功へ逆転させる実力派。「らき☆すた」も「ハイ☆スピード!」もその種の仕事だが、結果、「ハイ☆スピード!」は武本監督ならではの新しい魅力ある作品に化けた。これは多分もはや「Free!」ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天気の子コラボレイションのローソンではクーリッシュ4個でクリアファイル2枚/天気の子の表紙絵のホットペッパー/天気の子特集のanan第2162号とMORE増刊09/植野千世子作画の天気の子anan表紙絵

 twitterで接した「シンウルトラマン」の話題で思い出したこと。トリガーがウルトラマンのアニメ化を円谷プロに申し出たところ許可してもらえず、代わりにグリッドマンを選んだとかいう話を小耳に挟んだ気がしたが、なるほど、庵野秀明を擁する巨大プロジェクトが既に進行中だったからか。
 夕方。仕事のあとに「天気の子」資料を採集するための散策。
 先ずは「天気の子」との各種コラボレイションを展開するローソン。日常生活圏にはローソンがないので少し遠回りしてローソンへ行き、クーリッシュ4個を買ってクリアファイル2枚を獲得。
 ところで、京都市内でホットペッパーはどこで入手できるのか?と思っていたが、普通にコンヴィニエンス店に置かれていた。職場に最も近いセブンイレブンで無事入手し、次はホットペッパービューティーを探そう!と思い、何軒か巡ったが、ホットペッパーはあってもホットペッパービューティーはどこにもなかった。そもそも極めて初歩の問題として、ホットペッパービューティーは首都圏でしか入手できないのではないのか。ホットペッパー公式サイトの記述からはそう読める。無駄に京都駅まで来てしまった。しかし途上には、山科駅ふたば書房で雑誌『anan』も『MORE』も購入し得たので納得するしかない。
 雑誌『anan』第2162号と『MORE』増刊09には「天気の子」特集が載る。後者を買ったのは初。前者『anan』を買ったのは昨年夏「Free!DF」特集号を買ったとき以来。
 今回の『anan』では表紙を飾るのも「天気の子」の絵だが、そのあまりにも愛らしく美しい表紙絵は、植野千世子(京アニ出身)の作画、CWFデザイン部の仕上げ、三木陽子のフィニッシュワークによる作品。最高に良い。
 京都駅から帰る途上、久し振りに地下の「天気の子」看板を見物。時に夜8時半。夜のこの時分、京都駅の地下、山科方面行のフォームへ上がる階段の右手のこの空間が無人状態になるのは一瞬のこと。それを写真に撮るのは極めて難しい。T・ジョイ京都が「天気の子」宣伝をしていて、その右では、ワコールが国立近代美術館ドレスコード展の宣伝。

 

 

 

出町座で海獣の子供鑑賞4回目/MOVIX京都シアター3で天気の子レイトショー鑑賞12回目/梶裕貴と天気の子の代々木の廃ビル

 日曜から始まった大仕事は残業続きの激務になる予定だったが、呆気なく完了した。ゆえに午後から有給休暇。一時帰宅前に出町座に寄って夕方の座席を予約してきた。玄関前に置かれた「海獣の子供」ポスターの脇に見えたのはtwitterのTLに見たガロ・ティモスか。しかし断髪して、今は面影もない。帰宅して休憩したあと再び出町へ。
 18:55から出町座で渡辺歩監督「海獣の子供」鑑賞。通算4回目。
 色彩と描線の暴れる映像美は、凄過ぎて言語化できない。劇伴の抽象度も心地よい。空間を揺るがす低音は出町座ならでは。主題歌を歌う米津玄師も、ここに来たなら驚くに違いない。
 鑑賞前には館内カフェ「出町座のソコ」で夕食。次回こそはイメージドリンクも注文したい。
 (この映画に関するツイートに対しては、同作品の美術監督である木村真二氏から反応があって光栄なことだった。)
 観終えたあと急ぎ出町柳駅から三条駅を経て京都市役所前駅へ、そして新京極通へ。
 21:30からMOVIX京都シアター3で新海誠監督「天気の子」レイトショー鑑賞。通算12回目。
 代々木の廃ビルにおける森嶋帆高と大人との対峙は、解放へ向けて感情を最高度に高める。何度観ても泣く。醍醐虎汰朗はじめ皆の芝居が素晴らしい。
今日あのビルの、明日から壊されてしまうはずの今日までの勇姿を見届け得た人々が羨ましい。
 それにしても、昨年は「京まふ」で場内アナウンスも担当した人気声優の梶裕貴にとっても、「天気の子」のあの代々木の廃ビルは懐かしい景色だったらしい。そんな思い出の場所で、狂気の(としか思えなかったろう)家出少年相手にやや怯えながらも対峙する強面の刑事という厄介な芝居をやってのけていたのは、実に良かった。

 

 

 

天気の子の須賀圭介の大事なものの順番の語/TOHOシネマズ二条スクリーン10で天気の子IMAX鑑賞(IMAX版4回目)通算11回目/天野凪てるてる坊主とアメのヌイグルミ/ダンベル何キロ持てる?第2話

 夕方6時頃。不図思い出したのは「天気の子」の須賀圭介が云った「人間歳取ると」「大事なものの順番を、入れ替えられなくなる」という言。今日は仕事が早く終わったとはいえ明日は朝1時間以上早く出勤する必要があり、仕事重視で今まで生きてきた者にとって、仕事のあとの夕方から映画館へ行くという選択は難しい。真直ぐ帰宅せざるを得ない。...そう思いながらも予約してしまったので、大急ぎ二条駅へ。
 18:40からTOHOシネマズ二条スクリーン10で新海誠監督「天気の子」IMAX版を鑑賞。IMAX版4回目。通算11回目。
 浴後の天野陽菜と、見惚れたのを誤魔化した森嶋帆高の姿には気品ある色気があり、その優美な画は京アニ風でさえある(植野千世子作画部分であるかどうかは無論知らない)。
 今宵も鑑賞後、グッズを追加購入。幸いにも天野凪てるてる坊主ヌイグルミと、アメのヌイグルミが追加入荷していたので各1個を購入。これで前者3個目、後者2個目になった。缶バッジのガチャにも挑戦。今回はアメの缶バッジだった。
 ところで。
 ニコニコ動画dアニメストアダンベル何キロ持てる?」第2話。
 シルバーマンジムの街雄鳴造(CV:石川界人)のみならず奏流院朱美(CV:雨宮天)も光栄ジムの上原彩也香(CV:石上静香)も優れた指導者。勉強になる。しかるに紗倉ひびき(CV:ファイルーズあい)は実は天才だった。