離婚弁護士2

フジテレビ系ドラマ「離婚弁護士2・ハンサムウーマン」。林宏司脚本。久保田哲史演出。天海祐希主演。第二話。
残業で帰宅が遅くなった所為で途中からしか見ることができなかったが、それなりには楽しめた。間宮貴子(天海祐希)の気に入りの居酒屋「鬼の涙」の主人、大庭保(松重豊)が「所謂ヒジキです」と云っていたのは、かの二〇〇二年放送の長瀬智也主演ドラマ「ビッグマネー!浮世の沙汰は株次第」における総会屋の蒔田(松重豊)を想起させる。あれの脚本も林宏司だった。
今回の事件は中村涼子高橋ひとみ)の態度一つで急に好転し、この誇り高い女性の決断によって事件は決着した。「花の命は永いのよ、最近は」という台詞もそれ自体はよいのだが、何年もの昔、かの大地真央日本生命テレヴィCMで歌っていた「花の命は結構永い」の歌を、今は何故か長谷川京子が歌っているのか。
それにしても昨年の「離婚弁護士」から一転、今年の「離婚弁護士2」では小向つや子(戸田恵子)という人物が新たに加わったが、どう考えても効果的ではない。一人だけ異常に目立ち過ぎて、間宮貴子法律事務所のかつての結束は見えなくなってしまった。本多大介(玉山鉄二)や柳田俊文(佐々木蔵之介)や井上紀三郎(津川雅彦)の存在感が徒に希薄になったのが残念だ。そして本多大介とのコンビネイションという点では勝気な吉田香織ミムラ)が一番よかったと思う。