新番組=月九ブザービート第一話

今宵からの新番組。
フジテレビ系。月九ドラマ「ブザー・ビート」。第一話。
このドラマには「名護啓介」或いは「名護さん最高」として知られる加藤慶祐が出演している。このことについて検索してみたところ、彼自身の公式ブログの六月二十八日の記事に「JCアークスが集まるバーの店主の小瀬陽一役で出演する」とある(http://ameblo.jp/kato-keisuke/entry-10289094607.html)。
なるほど、あの広々としたバーの店内、他の若い男女が普段着で集っていた中で彼一人だけが、暑いのにネクタイを締めて黒スーツを着ていたのは、あの店の店長だからだったのか。劇中には何の説明もない。
小瀬陽一としての加藤慶祐を見出し得たのは三場面。(一)店のテラスで上矢直輝(山下智久)が悪女の七海菜月(相武紗季)にキスを迫ろうとしたとき、その様子を眺めていた秦野秀治(溝端淳平)をはじめとする群衆の左端に彼が混じっていた。(二)好色な川崎智哉(伊藤英明)が上矢直輝に携帯電話を返すとき、上矢直輝の背後に彼の顔が見えた。(三)JCアークスの関係者の全員が揃って、いよいよ酒宴の開会を告げる乾杯を発したとき、彼も一緒に乾杯をしていた。どうやら彼は宴会の場所を提供しただけの単なる店長ではなく、JCアークス、ことに上矢直輝とは特に親しいらしいと窺える。
上矢直輝の妹の優里(大政絢)は、兄の恋人の七海菜月を「完璧」と形容して苦手と評したが、これは、七海菜月の言動の全てが己をよい女と見せかけるための完璧な芝居であることを感じるからこその発言だろうか。