仮面ライダーゴースト第三十話

平成仮面ライダー第十七作「仮面ライダーゴースト」。
第三十話「永遠!心の叫び!」。
タコヤキを片手に掲げながら敵の集団の前に現れ、タコヤキを食べながら敵と戦い始めるヒーローというものを初めて見た。そのときアラン(磯村勇斗)が着用していた緑と白の衣装一式はタコヤキ屋台の福嶋フミ(大方斐紗子)から贈られたものだが、食べていたタコヤキは福嶋フミが拵えたものではあり得ない。やがてアランは仮面ライダーネクロムに変身したが、そのときには既にタコヤキの箱を手にしてはいなかった。無事に食べ終えたと解してよいのだろうか。戦い済んだあと再びタコヤキを食べていたが、一体、誰が拵え、どこで入手したものだろうか。アランは人間界の金銭を有していないと思われるし、眼魔界では王子だったわけだから、そもそも財布を持つということ自体、思いも寄らないのではないかと想像される。実に心配。
それにしても、一人目の仮面ライダーであるゴースト=天空寺タケル(西銘駿)は主人公であり、三人目の仮面ライダーであるネクロム=アランは事実上の第二の主人公であると云うも過言ではない中、二人目の仮面ライダーであるはずのスペクター=深海マコト(山本涼介)は眼魔世界長官イーディス(竹中直人)から特別な力を授けられたとはいえ、他の二人に比較して物語が乏しいような気がする。今後まだ少しは見せ場があるのだろうか。