ウタワラ

日本テレビ系「ウタワラ」。KAT-TUN企画「昭和美人スタジアム」の第三回。司会をつとめるのは今回も亀梨和也と、雨上がり決死隊蛍原徹。「昭和美人」は今回も麻木久仁子松本伊代・奈美悦子・森公美子松本伊代は少女時代テレヴィドラマ「熱中時代」の水谷豊に憧れたらしい。昭和五十三年放送の「熱中時代」学園ドラマ篇の最終回の視聴率は驚異の46.7%。確かに誰もが見ていたのを微かに記憶する。でも翌年放送「熱中時代」刑事ドラマ篇については見た記憶がない。さて、この刑事ドラマ篇の主題歌「カリフォルニア・コネクション」の歌詞「ジグザグ気取った」の「ジグザグ」部分を言い当てるのが今回の第一問。それぞれ田中聖は「牛乳」、上田竜也は「金持ち」、中丸雄一は「ルルララ」、赤西仁は「ニュルニャラ」、田口淳之介は「アメリカ」と答えて不正解。この間、中丸に対して亀梨は「おもしろい答えをどうぞ」と過酷な要求。赤西には客席の一般「昭和美人」勢から声援とヒントが飛んだ。こうしてKAT-TUNハグ権利を得た松本が選んだ相手は中丸。奈美悦子の少女時代、白黒テレヴィと冷蔵庫と洗濯機が三種の神器と呼ばれた昭和三十三年にはテレヴィの値段が十七万円。給与生活者の平均的な収入が一ヶ月あたり約一万三千円だった当時のこの値段は、現在の物価で云えば三百万円に相当するとのこと。そんな時代にも奈美悦子の家には三種の神器が三種とも全て揃っていたという話を聞いて驚愕していた亀梨と田中。「神様!」とまで云って感心していた。貧乏な庶民感覚の持ち主であるところも彼らの魅力の一つ。当時の冷蔵庫は電気で冷すのではなく氷の塊で冷していて、氷屋が毎朝、新しい氷を配達に来たらしい。この三種の神器から約十年後の、昭和四十一年に、新たに人々の憧れの対象になったのはカラーのテレヴィと自家用自動車のほか、もう一つは何か?というのが昭和常識クイズの第二問。正解はクーラー。しかしクーラーというのはそんな昔からあったのか。吾が幼少期の昭和五十年代にもクーラーなんか珍しかったのに。この問題に中丸は「ラジカセ」、上田は「自転車」、田中は「オーブントースター」、田口は「湯沸かし器」と答えて不正解。最後に赤西が不敵に笑んでの大正解。森公美子が「これなしでは生きてゆけない」と発言したことで解を見抜いた模様。夏ならではの発想とはいえ実に冴えていた鋭い赤西。田口は自信満々「完璧」に判ったとまで云っていたのに「湯沸かし器」とは妙な答え。上田は自転車と自動車を同時期の事象と考えているところが凄い。ColorとCarとCoolerで「3C」と称されたとの説明が最後にあった。「昭和美人スタジアム」のあと赤西仁がソロで「care(ケア)」を歌った。松本潤松浦亜弥まちゃまちゃ司会「失恋!女ののど自慢」には梨花が出演。番組では二十歳の梨花の映像が出たが、意外に老けて見えて、今の梨花の方がよいと思った。