ザ少年倶楽部プレミアムの森田剛

NHK衛星第二放送「ザ少年倶楽部」の放送はなく代わりに「ザ少年倶楽部プレミアム」あり、森田剛が出演。初め怖がって出演を辞退したらしいが、「そこを何とか」と云われて出演を承諾したらしい。意外なことに、ジャニーズ事務所に属する全アイドルの中で彼が携帯電話番号を知っているのは松岡昌宏長瀬智也の二人だけ。V6なのにTOKIOだけ。しかも電話をかけたことはないらしい。そのあと東山紀之からのメッセージが映像付で伝えられた。「踊り手としての剛」を「非常にタテのリズムの合う男」として何時も評価しているとの有り難い御言葉に感動して「凄いすね」としか云えなかった森田剛東山紀之に誘われて食事に行ったり家に招かれたりもしたことがあると明かした森田剛に、司会の国分太一は驚いていた。確かに意外だ。同時に、国分太一によるとジャニーズJr.の間で森田剛はダンスの上手い先輩として「カリスマ的存在」になりつつあるとのこと。確かに、既にデビューした人たちの中にも関ジャニ8大倉忠義のように森田剛のダンスに憧れてジャニーズ入団したことを述べた人がいるのだ。特殊な事情を抱え込んだ格好で結成されたV6を、これまで仕切ってきたのは誰か?との質問に、森田剛は、リーダーは坂本昌行だが、仕切ろうとしていても実際は全然仕切れていない事実に最近になって気付いたと回答。ジャニーズJr.時代以来の最も永い付き合いの三宅健について「彼のことは多分、僕が一番理解していると思う」と発言。熱い。似たもの同士のようなところもあるとも述べた。V6十周年の昨年、森田剛劇団☆新感線の舞台「荒神」に出演した際、V6の他の五人が勢揃いで見に来て、その帰りに皆で食事に行き、色々語り合ったらしい。結成以来十年の歳月を通して六人が達したのは、これまでは六人で頑張ってゆこうとしていたが、今後は大勢のスタッフを巻き込んだ「チーム」としてのV6にしてゆかなければならないという考えだったらしい。今一番やりたい仕事については「芝居」と応えた。芝居への情熱を抱いた最大の契機は二〇〇二年二月から三月にかけて放送されたNHKドラマDモード「君を見上げて」という作品との出会い、その作品の監督との出会いだったと云う。カッコよさを売りにしなければならないアイドルでありながら、低身長に悩んでいるカッコ悪い小柄の男を演じるということ(無論そのためには自身の現実の低身長を前面に出してゆかなければならないということ)、そしてそのような役柄に相応しい役者として監督に必要とされたことの衝撃が大きかったと云うのだ。

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