バンビーノ第七話

日本テレビ系。水曜ドラマ「バンビ〜ノ!」。第七話。
原作:せきやてつじ小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」)。脚本:岡田惠和。音楽:菅野祐悟。主題歌:嵐「We can make it!」。プロデューサー:加藤正俊&村瀬健&浅井千端(MMJ)。制作協力:MMJ。演出:大谷太郎
伴省吾(松本潤)の、羽山靖秀(池内博之)との対戦の始まりのとき、皆がその結果を熱く見届けようとしていた中、香取望(佐藤隆太)は妹尾雅司(向井理)を連れて退出し居酒屋へ向かった。伴のことが気になって仕方ない妹尾がこの勝敗の行方を当然のように気にしつつも、流石に伴の勝利の可能性までは想像することもできなかったのとは異なり、香取は意外にも、案外これが「よい勝負」になるだろうこと、それどころか内心、伴が勝利を得ることさえも殆ど確信していたらしい。確信の根拠が実によかった。料理人として真剣に働くべき現場を永く離れている羽山よりも、今ここの現場で必死に頑張っている伴が劣るはずがないこと。伴は少し前までは厨房で香取の部下だったこと、香取の技術を真剣に見ていたこと。現場で働く職業人の誇り、働く仲間同士の連帯感、そして同じ道を歩もうとしている弟分への愛情。