ごくせん2008主要生徒役-高木雄也・三浦春馬・石黒英雄・中間淳太・桐山照史・三浦翔平

日本テレビ開局五十五周年記念番組として、来る四月からの三ヶ月間、仲間由紀恵主演ドラマ「ごくせん」が復活するとの報に接したのは昨年十二月十三日のことで、以来、生徒役に誰が起用されるのか?その発表を待望していたのだが、「ごくせん2008」の公式サイト(http://www.ntv.co.jp/gokusen/)にある「プロデューサー日記」二月十三日付の記事「生徒役決定!」には、主要な生徒役のみとはいえ、起用された人々の名が記されていた。今回は五人ではなく六人。名は「高木雄也三浦春馬石黒英雄中間淳太桐山照史、三浦翔平」とある。
三浦春馬の起用は順当なところだろう。同じ芸能事務所アミューズに属する桜田通(南圭介の云う「ドーリ氏」)でもよかったのではないかとも思うが、この名の記載の順から云えば三浦春馬の位置は小栗旬赤西仁を継承するものであり、現在放送中の「貧乏男子」で小栗と共演中の三浦春馬にこそ相応しいとも思う。アミューズから起用されたのは「ごくせん」(2002年)の森本亮治、「ごくせん2005」の小出恵介に次いで三人目。桜田ドーリも生徒たちの一人で入って森本亮治位の出番を得てもよいのではないかとも思う。
ともあれ、二〇〇三年NHK大河ドラマ「武蔵」における城太郎や、二〇〇五年のNHK朝の連続テレビ小説「ファイト」におけるヲタク美少年の岡部聖也のような、主役以上に目立って輝いていた役は無論のこと、さらには二〇〇五年夏TBS日曜劇場「いま会い」における工藤明宏や、二〇〇六年フジテレビ火曜十時「アンフェア」におけるユタカのような脇役も含めて、三浦春馬に注目してきた人々は皆、今回の起用を「ついに来たか!」と喜んでいることだろう。彼程に場数を踏んできた俳優は、同年代ではいないに相違ない。
意外だったのは石黒英雄。再登板なのだ。彼が「ごくせん2005」三月五日放送の第八話において矢吹隼人(赤西仁)の素直で優しい弟、矢吹拓を演じていたのは周知のこと。だが、そのときは生徒役ではなく生徒の弟役だったわけだから再登板には何の問題もなかったろう。仲間由紀恵と同じ芸能事務所に属することも有利に働いたかは知らないが、実力と実績を買われての起用と考える方が自然だろう。再登板という点を除けば順当な人事だろう。同事務所からは二〇〇二年「ごくせん」生徒役に冨田翔が起用されていた。二〇〇五年三月発売の雑誌「HERO VISION」第十八号における森本亮治冨田翔の対談「ごくせん同窓会」は実に興味深い記事だった。
中間淳太(関西ジャニーズJr.)の起用も予想外だったが、なかなか見事な人選だと思った。意外性と的確性とを兼ね備えた人事という点では、中間淳太の起用が今回の目玉であるかもしれない。彼について、この日記では一度、昨年八月十三日に記述したことがある。その前日に放送されたNHK衛星第二放送「ザ少年倶楽部」における一企画「関ジャニにQ」で抜きん出て眼を惹いた美男子だったのだ。彼がアイドルとしてどの程度の人材なのかは知らないが、容姿だけで云えば特撮ヒーロー風の美形である反面、唇が厚くて微妙に間抜けな感じに見えるところに愛嬌もある。そこが実によい。
三浦翔平については知らないが、公式サイト(http://www.jap.jp/shohei/)の画像を見る限り、かなりの美形のようだ。期待しておこう。
今、「ごくせん2005」オリジナル・サウンド・トラックCDを聴いているが、実に気分を盛り上げる作品集だ。気分が盛り上がる。

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ヒーローヴィジョン vol.18 (ソノラマMOOK)
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