診断を誤って治療法も誤る

自動車産業は所謂「若者のクルマ離れ」に危機感を抱いているようだが、そこで打ち出される対策の見当違い振りには驚かされる。彼等には不況という現実が見えていないのだろうか。そもそも予て構造改革を支持し続け、今なお消費税増税をはじめとするその推進を要求しているのは自動車産業を中心とする大企業で、その点で彼等は左右両翼の売国勢力と利害の一致を見るが、その要求を容れた改革断行の結果として、自動車を持つ余裕のある若者が激減してしまったという道理を、どうして考えようともしないのだろうか。診断を誤っているから治療法も誤ってしまう典型例だ。
記事http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120608-00000358-oriconbiz-ent