がんばっていきまっしょい

フジテレビ系ドラマ「がんばっていきまっしょい」。敷村良子原作。金子ありさ脚本。南雲聖一演出。鈴木杏主演。第四話。
松山第一高等学校ラグビー部の花形、中田三郎が今宵の第四話では、第一話・第二話の頃に比べて容姿も人柄も少し変わったように見えた。無論それは演者が本当に交代したからに他ならない。中田三郎役の代役に起用されたKAT-TUN田口淳之介は今宵の第四話から登場した。伝聞するところドラマ撮影のかなりの部分は既に終えていたらしく、従って新しい中田三郎の登場する場面については出演部分のみ撮り直しをしたのだとか。そうであれば今宵のなどは実は継ぎ接ぎだらけの映像だったはずで、確かに微妙に澱みを感じなくはなかったが、概ね気にはならなかった。映像の編集における技術の高さを賞賛しなければならない。終曲の背景の映像における見所の一つ、男子ボート部の関野ブー=関野浩之(錦戸亮)が中田三郎(田口淳之介)と腕相撲で競う場面など全く違和感がなかった。
松山第一高等学校女子ボート部の悦ネエ=篠村悦子(鈴木杏)、リー=矢野利絵(相武紗季)、ダッコ=菊池多恵子(岩佐真悠子)、ヒメ=中崎敦子(佐津川愛美)、イモッチ=中浦真由美(藤本静)の五人組は、女子部コーチの大野仁美(石田ゆき子)に反抗して怒らせたばかりか、関野浩之をも激怒させ、同調した安田恭一(北条隆博)・雨谷光太郎(滝直希)・窪田啓司(田中琢磨)・大塚秀明(三田村瞬)・酒井仁(福山一樹)以下、男子ボート部員たち皆を敵に回してしまった。危機的な状況だ。これをどう乗り越えるのか大いに気になるが、来週は(撮り直しに伴う時間稼ぎのため)特別篇が放送されるから二週間後まで待たなければならない。待ち時間が長い。