1リットルの涙第2話

フジテレビ系ドラマ「1リットルの涙」。木藤亜也原作。江頭美智留脚本。村上正典演出。フジテレビ&共同テレビ制作。沢尻エリカ主演。第二話。
主人公の池内亜也(沢尻エリカ)をめぐる基本設定は前回で完了していたので今回は次週以降の激動に向けて静かに進行したに過ぎない。云わば最初の爆発に向けて力を蓄積したわけだが、母の池内潮香(薬師丸ひろ子)には大きな展開があった。娘が不治の病に侵されていることを受け止めざるを得なくなったのだ。父の池内瑞生(陣内孝則)も事態を理解したが、妹の池内亜湖(成海璃子)や弟の池内弘樹(真田佑馬)は現時点では知らされていない。潮香と瑞生は亜也の言動に一々激しく反応するが、亜湖はそれを依怙贔屓としか見ない。ここにもまた小さいながらも一つのドラマがある。
亜也との関係を深めつつある麻生遥斗(錦戸亮)には昨年逝去したばかりの兄がいたらしい。この兄との死別が遥斗の今の性格、言動に陰影を与えているようだ。ちなみに兄の麻生圭輔を演じるのは佐藤祐基。恩田耕平役の水谷百輔とともに「ごくせん2005」に出演していた。なお今宵は医師役の一人として「トリック」と「紅の豚」で親しまれている森山周一郎が出ていた。