仮面ライダー電王第十六話

テレビ朝日系。「仮面ライダー電王」。主演:佐藤健。脚本:米村正二。監督:石田秀範。第十六話「幸福の星、降伏の犯人」。
野上良太郎佐藤健)とハナ(白鳥百合子)と野上愛理(松本若菜)を人質にして銭湯に立て籠もっていた袴田(大柴隼人)と模木(田中聡元)と、そこを包囲していた警察。警察に包囲されていたからこそ籠城中の模木は、本当は大して悪いことをしたわけでもないのに凶悪犯のような気になってしまったわけだし、袴田も、大恩人の火口社長(不破万作)に疑われた無実の罪を警察に指名手配中の大犯罪のように感じてしまったわけだが、実際には、警察に包囲されていたのは彼等のいた銭湯ではなく隣の質屋だったのだ。実に楽しい喜劇だった。途中、愛理を救出して気に入ってもらうため、尾崎正義(永田彬[RUN&GUN])と三浦イッセー(上野亮)の二人組まで銭湯に入ってきて良太郎やハナや二人の犯人たちと一緒に愛理の手作り健康食品で食事をしていたのも、いかにも「ホームドラマ」風の喜劇性を盛り上げた。