花嫁とパパ第九話

フジテレビ系。ドラマ「花嫁とパパ」。第九話。
脚本：いずみ吉絋。音楽：佐橋俊彦。挿入歌：時任三郎「君の帰る場所」。エンディング主題歌：加藤ミリヤ＆COLOR「My Girl feat. COLOR」。企画：金井卓也。プロデュース：稲田秀樹（共同テレビ）＆三田真奈美（共同テレビ）。制作：フジテレビ＆共同テレビ。演出：村谷嘉則。
仕事が多忙であれば恋と仕事の両立も決して容易ではないが、結婚・家庭と仕事の両立ともなれば仕事が多忙でなくとも容易ではないかもしれない。それでは二者択一を考えるしかないのか。だが、もし「あれか？これか？」と思案するのではなく「あれも、これも」と願望するなら、結局は何れをも程々にせざるを得ないのだろうか。
宇崎愛子（石原さとみ）に婚約指輪を渡して結婚を申し込んだ三浦誠二（田口淳之介［KAT-TUN］）が、鳴海駿一（小泉孝太郎）をめぐる槙原環（白石美帆）の騒動を目の当たりにした末に、その指輪を一旦は返してもらおうと決意したのは、結婚と仕事の両方を互いにもっと大切にするために、何れにも互いにもっと時間をかけようと思ったからだった。これに対し宇崎愛子が、三浦誠二に一旦は返した指輪を、その直後、今度は正式な約束とともに贈られることを望んだのは、結婚と仕事の両方を互いにもっと大切にしてゆきたいことを互いに確認し合いたいから、その印にしたいからだった。
犬飼美奈子（和久井映見）の店で酒に酔って槙原環が少々柄の悪い感じになっていたのが面白かった。心配した宇崎愛子が家に帰るよう勧めたのを誤解して、田舎に帰るつもりはない！と応じていたのも面白かった。