仮面ライダーディケイド第二話

東映仮面ライダーディケイド」。
第二話「クウガの世界」。脚本:會川昇。監督:田崎竜太
仮面ライダーディケイドに変身する男、門矢士(井上正大)は、異世界間の旅行の途上、最初の別世界「クウガの世界」へ漂着し、「未確認生命体4号」こと仮面ライダークウガに変身する小野寺ユウスケ(村井良大)に遭遇した。
この物語「仮面ライダーディケイド」は複数の物語世界を旅行する一つの物語であり、そこには相互に異なる複数の世界の間の衝突や融合が生じるのだろう。だが、さらに話を複雑化するのは、このディケイド物語における「クウガの世界」が十年前の「仮面ライダークウガ」において生起して終焉した世界とも異なっているということだろう。その意味において所謂「可能的」世界としての「クウガの世界」が少なくとも三つあるとも云える。かつてのクウガ、別のクウガ、そしてディケイドと衝突するクウガ
こうした物語世界の「可能的」重層化の産物として、キックホッパー(声:徳山秀典)&パンチホッパー(声:内山眞人)が今なお無事に生きている世界があり得ることの判明ということを挙げてよいのかもしれない。