メイちゃんの執事第五話

フジテレビ系。ドラマ「メイちゃんの執事」。第五話。
原作：宮城理子。脚本：古家和尚。音楽：河野伸＆高見優。主題歌：ROCK‘A’TRENCH「My SunShine」。企画：後藤博幸＆太田大。プロデューサー：橋本芙美（共同テレビ）。制作：フジテレビ＆共同テレビ。演出：石川淳一。
ルチアこと本郷詩織（山田優）は、極めて愚かな、無謀なことをしたと云わざるを得ない。なぜなら東雲メイ（榮倉奈々）から執事の柴田理人（水嶋ヒロ）を奪還するための作戦の一環としての、みるく（吉田里琴）と執事の大門（鈴木亮平）に対する恐るべき弾圧は、却って、竜恩寺泉（岩佐真悠子）を中心とする女子たちの間に東雲メイに対する支援の気運と、青山（真山明大）を中心とする執事の男子たちの間に理人に対する共感とを生じるに至ったのだからだ。しかも本郷詩織の醜い本性は、みるくには既に見抜かれている。
今回、六本木（加藤慶祐）には見せ場があった。主人の梅島京子（小林きな子）の昼食と夕食に関して、肉を中心にすべきか野菜を中心にすべきかをめぐり主人の間で意見を戦わせていたのだ。築地（南圭介）は今回も顔を見せるのみ。見せ場に関して云えば、柴田剣人（佐藤健）は今回、迫り来る大勢の敵に立ち向かい、戦闘の過程では所謂「ライダーキック」のような技をも敵に食らわし、華々しく活躍したが、その間、理人は来なかった。彼はメイの危機のときに限って何時も不在で、見せ場を逃してしまっている。