ギルティ第六話

フジテレビ系(関西テレビ制作)。ドラマ「ギルティ 悪魔と契約した女」。第六話。
野上芽衣子(菅野美穂)は一連の復讐事件において堂島基一(唐沢寿明)の協力を得ていた。野上芽衣子は堂島基一から計画の遂行のために必要又は有益な情報を提供され、その代償として堂島基一は野上芽衣子の行動に密着し、一連の事件の全貌を目撃して撮影して記録してきた。やがてはその成果を公表して、ジャーナリストとして復権を果たしたいと目論んでいる。一見あたかも対等な協力関係のようだが、両名の遣り取りを見る限り、この関係は堂島基一の発案したものであって、堂島基一からの一方的な提案に野上芽衣子が乗じたことで成立したもののようだ。確かに堂島基一からの協力なくしては野上芽衣子のこれまでの復讐は成し得なかったに相違ないが、堂島基一は単なる協力者であるのを通り越して操縦者と化し、対等な協力関係を逸脱している。
他方、警視庁捜査一課理事官の宇喜田元(吉田鋼太郎)と狂気の殺人鬼の溝口猛(金井勇太)も結託していた。過去の事件の意味を考える上で極めて重要な事実だが、事件の全貌は今なお見えない。