ブラッディマンデイ第十話

TBS系。土曜ドラマブラッディ・マンデイ」。
原作:(作)龍門諒&(画)恵広史。脚本:渡辺雄介。主題歌:flumpool「Over the rain ひかりの橋」。音楽:井筒昭雄。音楽プロデュース:志田博英。プロデューサー:蒔田光治&神戸明&樋口優香。製作:東宝&TBS。演出:宮下健作。第十話。
事実関係を整理しておこう。
(一)テロリスト集団=カルト教団の指導者「J」こと神崎潤(成宮寛貴[特別出演])の父は同教団の教祖である神島紫門(嶋田久作)であり、母は現職の法務大臣である九条彰彦(竜雷太[特別出演])の娘であること。
(二)天才ハッカー少年「ファルコン」こと高木藤丸(三浦春馬)の友人である九条音弥(佐藤健)の母は九条法務大臣の娘であり、「J」の母と同一人物ではあるが、父は九条法務大臣の秘書官をつとめた人物であり、神島紫門の子ではない。
(三)同じくファルコンの友である安斎真子(徳永えり)は実はカルト教団の教祖の後継者と目される「K」その人であり、その父は神島紫門であるが、母は少なくとも九条法務大臣の娘ではない。なぜなら「K」と音弥は同級生だが、九条法務大臣の娘は音弥を生んだとき既に神島紫門のカルト教団を離れて九条家(恐らくは摂家藤原氏だろう)に戻ってきていたのだからだ。
ゆえに、「J」と音弥は兄弟であり、「J」と「K」は兄妹であるが、音弥と「K」との間には血縁関係はない。
今回、問題のカルト教団は「K」の陰謀によって分裂の兆しを見せ始めたが、果たして「J」はどうなるのだろうか。「J」と腹心のブルーバード(山口龍人)が一緒にいる場面を見ると何だか安心するが、まさかブルーバードまでも「J」を裏切りはしないだろうかと恐れる。